Dovelog

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2007年4月19日、午後4時20分。
ついに、本当に、日本に来たのですね。

あなたのことを初めて意識したのは、ルシンダ・ウィリアムスという人のレコードでした。当時、あなたの写真はネット上にさえそんなに出ていませんでした。だいたい、顔さえもよく知らなかったのですから、写っていても分りようがありません。わずかな情報をたぐりよせ、数枚の写真からあなたがどんな顔をしているのかを知り、そうこうしている内にリアルタイムのあなたの顔を写真で拝見して驚いたことも覚えています。総白髪。普段は山奥にすんでる仙人というか変人というか、酔拳に出て来るお師匠さんみたいになってました。リイシューされたルシンダの3作目のブックレットに出ている写真とは殆ど別人です。

あなたに初めて出会った時の印象は忘れがたいものです。唐突な遭遇でした。むっつりとしているというか、不機嫌そうな、目つきというか、表情。なんとも近寄りたい印象でした。
ちょうどビールが手近にあったので、それを何杯かひっかけ、ようやく型通りの挨拶をし、サインだけは頂きました。もう6年も前のことですね。その数日後、短い時間でしたが、どこの馬の骨とも知れぬ自分に時間をさいてお話しを聞かせてくれたことは今でも感謝しています。オースティンという街で、あなたはとにかく尊敬を集めています。皆、あなたを見つけると誰彼ともなく挨拶にやって来て、そこから話しが始まってしまう。限られた時間の中であなたをつかまえるのは大変でした。

ただ、その後、お会いする度に最初の難しそうな印象はなくなってきました。まさに駄目もとでお宅に併設のルートボール・スタジオを見せて欲しいとお願いした時も、意外なほどにあっさり了解してくれましたね。あそこに居た時間というのは本当に夢のようでした。あなたの使われている録音機材は、この素人目にも非常にシンプルに見えました。ヴォーカル録りのブースなんて、来客用の寝室です。こんなもので、あんなレコードを作られていたのかと正直思いました。

しかし、あなたが頑固というのは間違いなさそうです。あの何組も出たショー、よくある話しで時間が押してしまいましたが、あなたは出番になっても演りませんでした。あなたの夫人に話しを訊いてみると、「話しが違う。ワシはやらん」と言ったとか。それでも会場には留まって他の出演者の演奏を観てましたから、「自分が演っては、自分の後の人間の出番が減るではないか」ということだったのかもしれません。

あなたが初めてソロのレコードを出された時は驚きました。それもまた本当に唐突でしたから。それから2枚、そしてつい先日に4枚目。今回は大変に納得のいく出来ということで、
ソングライターとして、またシンガーとして進歩したと語られていましたね。意識したものではないそうですが、「生と死」というテーマが貫かれたシリアスな内容、私も非常に好きです。この世界の常で、賛否あるあなたのレコードですが、私はどれも好きです。あなたのレコードは、どれもどこか奇妙です。ついでにアートワークも変です。そこがまた私を惹き付けてやみません。

よくぞ日本に来ることを了解してくれました。まだ実感がありませんが、明日にはお目にかかります。この日本、広島という土地で。

gm_in_japan

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