Dovelog

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“Twang”。大昔、自分が高校の頃だったか。フェンダー・ジャパンのカタログの表紙に踊っていたこの言葉。当時はまったく意識しなかった(意味を考えもしなかった)けど、それから10数年後に大好きになり、ハンドルの一部にまで使っている。もうまもなくに来日の迫ったガーフ・モーリックスの弾くエレクトリック・ギターは、この言葉でまず形容したいシロモノ....とはいえ、それじゃ具体的にどういう音なのか?と訊かれると答えに困るのだけれど(笑)。

この言葉自体は昔からあるみたいだし、自分の持ってる辞書にも出てる。曰く、「(弦楽器が)ブーン、ビュンと鳴る」(笑)。イメージとしては、“電気?”(笑)。まあ、限りなくニュアンスに頼った言葉です。ディストーション(歪み)では無いけれど、微妙に濁っているような、いないような。ガーフの場合、そこにさらに独特の艶というか、きらびやかさがあるという。

もちろん、たくさんのギター使ってますが、基本的に何を弾いても同じような音を出してる(笑)。まあ、エレキの場合、アンプとペダルも音を決める大きな要素だろうし、そこが共通しているというのもあるんでしょうが、やはり名手の場合、何を弾いても自分の音を出す(出せる)というのがありますよね。この人の場合も、もう一聴して、「ガーフだ。間違いない」と必ず分るという音(演奏込みで)です。

しかし、ガーフの使うギターで何と行っても忘れてはならないのが、“グレッチ”です。自分にとっては、“グレッチ”の代名詞は、ニール・ヤングでもなければ、ブライアン・セッツァーでもなく、ガーフ・モーリックス。そして、“デュオジェット”。かのジョージ・ハリスンも愛用し、アルバム、“Cloud Nine”のジャケットでも抱えているアレです。本人も、「グレッチのギターには他にない特殊なサウンドがある」と言っています。

演奏面では、とにかく、余計なことを弾かない。バッキングもソロも例外無く。それに、(たぶん)技術的にそれほど難しいことを弾いてない。ところが、この人にしか弾けないという。上手いギター・ソロ、というと、起承転結、見事にまとめあげたモノというのが一般的。ところが、ガーフの場合、起承転々で、そのままヴォーカリストに戻すという感じ?。自分は、ギターで盛り上がる前の一歩手前でヴォーカルにそれを譲り渡しているような気さえします。広島の仲間内のある人は、「煮えたか煮えんか分らんようなソロ」(笑)と形容します。煮え切らない、といえばそうなんでしょうが、最近、主役はあくまで歌い手だという意識というか、美学のようなものさえ感じます。

本人曰く、「歌う時は、ギターを弾いている時のような感覚がある。それらは、同じで有るべきもので、その点が上手く行けば、説得力を持つ。それが純粋な形だろう。そして、それこそが私の目指しているものだ」ということですが、これはおそらく逆も真なりではないかと思いますね。“ギターを弾いている時は歌っているような感覚がある”んじゃないかと。

だから、“ギター・ソロ”というよりは、“間奏”(笑)。曲の構成上、ヴォーカルが入らないところでギターを入れているだけというのか。そうかといって、ちゃんと自己主張はしている。音数も少ないのですが、とにかく無駄な音が無いというか、一つ一つどの音も必要があってあるべきところにあると思うし、いたずらに長く弾かない。これはライヴでも同じなので、長尺なギター・ソロは期待しないでください。

本人、影響を受けたプレイヤーは、あまりに多過ぎていちいち挙げられないと言いますが、ギターに限らず、音楽的にも絶対に影響があるのが、ビートルズ、そしてジョージ・ハリスン。広島のある知人からは否定されたけど、個人的にはガーフのギター、ジョージ・ハリスンを思い出します。ジョージのあの妙なタイム感、音と音の間の自然だか不自然だか分らない(笑)空きスペース(笑)。ビートルズでも活動開始初期の頃の演奏はお世辞さえ言えない演奏だったけど、ジョージ・ハリスンのあの上手いんだか下手だか微妙な(笑)、いや、たぶん、個性があるという意味では絶対上手いという演奏を、ガーフは思い出させるのです。

ショーに来てくれた皆さんが、ガーフのギターに生で触れて、どんな感想を持たれるのか、今から楽しみです。
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