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~ルシンダ・ウィリアムスの後ろにあった声

近年、「ルシンダ、ルシンダ」と騒ぐ人は多くなりましたが、自分は、「どうもな....」と。それは決して彼女がメジャーと呼ばれる存在になったからではないのです。マイナーからメジャーになると、それだけで冷めてしまう人もいますが、そんな事、自分的には最初っからどうでもいいことだから。

あの一大傑作、“Car Wheel on A Gravel Road”以降も、もちろんルシンダは素晴らしいレコードを創り続けてるけど、自分はどおも今ひとつ乗り切れない。
それは、かつて、彼女の魅力の大きな部分を担っていたものが、現在は無いからで。過ぎさったことを何時までも....とも思うけれど、それもまた人間ということで....。

ルシンダ・ウィリアムスを最初のアルバムから聴かれてる人ならたぶん解ると思うんだけど、3作目から彼女らしさがより出たというか、方向性が固まったという印象がある。1、2枚目と、フォーク&ブルースに影響された女性シンガー・ソングライターとして非凡な面は見せていたけれど、これがルシンダ・ウィリアムスだという決定的なところまではいってなかったと思う。

その3作目と4作目のアルバムからプロデュースを手がけ、現在にいたるまでのルシンダ・ウィリアムスのスタイル、その原型を形成するうえで非常に重要な役割を担った人物と表現して差し支えないと思うのが、今回、来日してツアーを行うガーフ・モーリックスという人物だと思う。ある意味において、ルシンダ・ウィリアムスを創ったのはこの人ではないかと、今になってルシンダの、特に3作目を聴いていると、つくづく思う。

ガーフにとっても、あれがプロデュサーとして、事実上、初めての仕事だったから、そらもうプロデューサーもプロデューサーですげえなと。どこのジャンルにもくくることが難しい、“ルシンダのアメリカの音楽”に、どういうバックをつけ、まとめあげていくか。フタを開けると方向としては至極シンプルな形で、タネもしかけもなく、ただ単純に個々の個性と歌を最大限に活かすということに徹したやり方で。

また、理屈抜きで、ルシンダの声とガーフのギターの相性が抜群だとも思うし。それに、ギターだけでなくガーフのあの声(バック・ヴォーカル)も。この辺りのことは計算してできることじゃないと思うから、両者の出会いが生んだマジックだったんだろうけど。まあ、出会いがあれば別れることもあるから。

ルシンダと訣別した後、プロデュースで幾つかかなり素晴らしい成果もあげてるけど、思うにルシンダとの仕事を越えたものは......たぶん無い.....今のところ。やはり、ベストなコンビだったのか。その辺りはルシンダも自覚していたのか、訣別直後はステージ上から「もう一度共に活動を」と呼びかけたこともあったとかなかったとか。とはいえ、そう簡単にブッ壊れたものが元に戻るはずもなく。経緯から想像すると、どうもちょっと非はルシンダにありそうだし。

しかし、何時までも過ぎた過去に引きずられてても仕方ないわけで、現在のルシンダは、また違う方向に行っているような気がする。まあ、そうじゃないと犠牲を払った意味はないだろうから....。
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