Dovelog

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今日は告知、しかし、自分流のやり方でやる。自分のやっていることの告知と言えばそれに違いないが、そこに主眼を置くでも、また、よくありそうな宣伝文句を並べるつもりもない。

ケヴィン・キャロルの音楽に出会ったのは、何年前だったか....たしか、98年か99年か、その辺りだったろうか。98年に始まった自分の現在進行形音楽掘り起こし~オースティン・シーンへの出会いは、ルーズ・ダイヤモンズというバンドによって一気に加速した。そのバンドのメンバーの一人が、あのスクラッピー・ジャド・ニューコム。スクラッピーに惚れ込んだ私は、彼の参加しているレコードを漁りはじめた。そして見つけたのが、ケヴィン・キャロルというシンガー・ソングライターのファースト・アルバム、"Redemption Day"(1997年)だった。

ケヴィン・キャロルに関する予備知識は一切なし、ジャケットすら見られず、ただスクラッピーが参加しているというだけ、それも何曲なのか入手するまで分からなかった。しかし、これが当たった。ケヴィン・キャロルは、自分好みのシンガー・ソングライターだった。シビアな重い曲が多目なのだが、独特の捻りが感じられるし、エレクトリック・ギターがまた格好良い。最初はクレジットなど見ずにただ聴いていたので、それらのギターは全てスクラッピーによるものと思っていたが、そうではなかった。ギターはスクラッピーとほぼ半々に弾いており、ケヴィン・キャロルのギターもスクラッピーに比べても遜色の無いものだったのだ。ソングライターであり、シンガーであり、ギター・プレイヤー、そして実はプロデューサー。これはもう私のもっとも好きなタイプのミュージシャンである。

そして、アルバムに参加したメンバーも重要だ。マイケル・ラモス、ビーヴァー・ネルソン、ブルース・ヒューズ、ゲイリー・ニューコム、ダムネイションズのエイミー・ブーンとデボラ・ケリー.....現在そのレコードのクレジットを見てみると、今となっては、いや、今だからこそ分かるお馴染みの面々が名前を連ねている。90年代半ばのオースティン・シーンの実に重要な一枚だと思っている。

そのアルバムはずいぶん聴いたし、ケヴィン・キャロルに注目するようになったが、当時、この人物に関する情報も皆無だった。それでもまだ少なかったツテを辿り彼のメール・アドレスを入手してコンタクトし、ついにはメールでインタヴューまでしてしまった。チャーリー・ロビスン(ディキシー・チックスのエミリーの現旦那)のツアー・バンドでもう長いことリード・ギターを任されているというのも驚いたが、何より嬉しかったのは新作を作るということだった。

実際に初めて会ったのは、ようやくの2003年だった。話しの流れで自宅に泊めてもらうことになり、そこで当時制作中だった新作のデモを聴かせてもらった。色々なスタイルの曲があり、どれも実に興味深かったが、その中でもひときわ耳を引かれたのは"Make It Feel Good"と、"Give It Away"という2曲だった。素晴らしい曲を揃えて制作されていた新作は、しかし、なかなか完成しなかった。チャーリー・ロビスンのツアーで忙しいという事情もあった。この間も何度か制作途中の段階の音を送ってくれていた。同じ一連の曲でもシンプルかつルーツよりになったかと思えば、かなりアヴァンギャルドなトンだものにも一時期なっていた。正直、これは行き過ぎでは?と感じたこともあったが、より良いものに仕上げるための試行錯誤は、ひじょうに興味深いものだった。

時はさらに流れて、昨年、2007年。長かった。ファーストからちょうど10年振りの新作は、"Tourmaline"(トゥアーマリン)というタイトルでついにリリースされた。曲の良さはそのままに、制作過程の指向錯誤を見事に活かし、バランスの取れた仕上がりに流石と思わされた。それまでも来日の話しは持ち上がったというか、持ち上げていた。特に昨年の秋にヤルつもりだったのだが、諸事情により無念の中止。そして、今年、2008年7月。ついに実現の運びとなった。詳しくは以下をご覧頂きたい。

http://www.myspace.com/athomeatwestatlast

今夜は書ききれないこともあったので、明日か明後日か、またこの続きをと思う。
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