Dovelog

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何やかんやと相変わらず忙しいことは忙しいが、傍観というか、何かどこか気が抜けている。それに伴い、時間というものに余裕も出てきた。この頃はアメリカ発の新譜さえ全くフォローできてないが、日本のシーンには全くと言っていいほど無知な自分、何か特別なキッカケでもない限り、このバンドについて知ることはなかったろう。しかし、縁有ってこのバンドに行き着いた。ザ・マアム。先週の“9月11日”にデビュー・アルバムを発売したばかりの日本のバンドだ。

このアルバムを聴きだしたのを契機に、過去に購入してオクラ入りになっていたアルバムや、知人から頂いたアルバムなども徐々に聴き始めているところ。自分はかつて某サイトでフリーボというバンドを紹介したことがあったが、このバンドにも彼らに近いものを感じるし、これほど日本のバンドを聴くのもそのフリーボ以来かもしれない。

結成は2006年というが、バンドの中心人物でありリード・シンガーの森山公一という人物は、オセロケッツ(このバンドのことももちろん知らなかった)というバンドに在籍しているから、このマアムは彼のサイド・プロジェクトという位置づけなのだろうか。

本作、アルバムと前述したが、実は7曲入りというもの。バンドはアコースティック・ギター&リード・ヴォーカル、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス、そしてペダル・スティールという基本編成だが、何れの奏者も腕は確かだ。音づくり自体も基本的にシンプル極まりないもので、スタジオで変に捏ねるのではなく、バンドの一番良い演奏を録音しただけという感じに好感が持てる。何より正に90年代以降のアメリカのルーツ指向のロックを思わせるサウンドは、自分が聴き続けている一連の音楽との共通項がモロに見えて、スンナリと入っていけた。

また、ユニークなイメージを奔放に連ねていく詞も面白く、良い意味でアソビ心が感じられる。努力を見せない努力家とでもいうのか。そういう魅力を凝縮したのが、アルバムのタイトル・トラックである“Always”という曲だろう。この曲、あの9.11以降の米国の所業にインスパイアされて書いたというが、詞、曲とも出色のものだと思う。また、仮にそういうネタを知らなくても、描き出されるイメージにある種の普遍性を感じさせる点も素晴らしい。

ミディアム・テンポの“The Ocean”は、7曲の中で唯一リード・ヴォーカリストが違うと思われるが、木訥でのんびりとした調子の声は、いくぶん喉を絞るように歌うメインのヴォーカリストとの個性の違いがあって良い。それに、この曲ではカズーも良い効果をあげている。“ハートエイクAZ”などは、古い表現をすれば“コズミック・カウボーイ”的な1曲。しかし、伝わってくるのは70年代の感覚というより、90年代以降のそれだ。ラストはポール・マッカトニーの“夢の旅人”のカヴァー。アイルランド~アメリカ~日本という想いを表現したものだろうが、スティールにマンドリンも加え、非常に良く出来ている。

ところで、何故にこのアルバムをよく聴いているかというと、ちゃんと訳がある。本作に収録の“コレ”という曲が面白いからで、コレほど現在の自分の気分に随分と合う曲はないのだ。歌詞の抜粋はお上(某団体)が煩そうなので出来ない。

http://www.themaam.com/
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